V系音源レビュー

V系のアルバムを好き勝手レビューします。たまに辛口なのは許して。気が向いたら書いていくスタイルです

LUNA SEA「STYLE」1996

1.WITH LOVE ★★ 曲SUGIZO
50年代、60年代あたりのオールディーズとやらをやった実験曲。ゆったりとした曲で懐かしさも感じる曲。

2.G. ★★★★ 曲J
LUNA SEA王道のパンクロックナンバー。フレーズ的はかなりシンプルでそんなに難しいわけではないけど、ギターのカッティングはひたすら気持ちええ。ベースもいい感じにゴリゴリしてけっこう動くので聴いてて楽しい曲。後年やるJのソロにも通じる曲。

3.HURT ★★★ 曲J
超シンプルなミドルロック。1曲通してユニゾンらしいのでわりと後々現れるV系にも影響を与えたであろう曲。

4.RA-SE-N ★★★★ 曲J
J兄貴にしてはヴィジュ臭い曲。INORANの奏でるアルペジオが完全に螺旋状態。長らくライブではやっていないが、発売以来ずっと中盤の定番曲ポジにいた曲。

5.LUV U ★★★ 曲INORAN
兄貴のベースが冴えわたるLUNA SEA流エロソング。かなり地味な曲ではあるけど、歌詞のエロさはもちろん、ゴリゴリ地を這うベースとギター2人の絡み合いがまあえっちなこと。

6.FOREVER&EVER ★★★★☆ 曲J
10分もあるLUNA SEAのアルバム定番大作バラード。
LUNA SEA第1期の集大成を表したすごいバラード。
特に終幕ライブの時にやったやつはなかなかすごい迫力とグルーヴを感じられて涙を誘うテイクでしたが、これ書いてる本人は最近ハマったクソガキッズなんでよくわかりませんが、シンプルだからこそ伝わる素晴らしさというのを感じます。けどこのポジに持ってきたのはどうも納得いかん。やっぱ最後でしょ、この曲。

7.1999 ★★ 曲SUGIZO
LUNA SEAのネタ曲。いろんな楽器の音をサンプリングしたりしたなんか忙しい遊び曲。最後の英語の語りから
次曲につながります。

8.END OF SORROW ★★★★ 曲SUGIZO
当時のLUNA SEAからしたらかなりポップになったらしい曲。もっとポップなV系もいるからあんまりポップに聞こえないけど。けっこうベースがアグレッシブに動いていてかなり楽しく聞けます。アルバム版になっていて、全体的には大人しいミックスになっていますが、シングル版のほうがハッキリしたミックスなのでそっちのほうがかっこよく聞こえます。

9.DESIRE ★★★★ 曲SUGIZO
かなり元気のいいハードロック。歌詞はかなり甘々なラブソングなので、河村隆一くんがちらっとおや? という感じで見え隠れしてますが、まだまだRYUICHIがしっかりと残ってます。イントロだけ聞いたら首都高バトルのBGMでありそうな感じで、夜の都会が似合います。

10.IN SILENCE ★★★★★ 曲SUGIZO
朝方の太陽が昇りたての誰もいない海が似合う環境型ロック。ディレイをかけまくってピロピロ言わせたSUGIZOのギターに、アコギでひたすらバッキングをするINORAN。深海の水の流れの音のような兄貴のベース、そして水流と大地を表したような真矢のドラム。なんだか一人で黄昏れながら海に行きたくなりました。

11.SELVES ★★☆ 曲INORAN
なんだか難解な曲。ファンの評価はかなり高い曲ですが、実験的すぎて長いのでなんだかちょっとよくわからんです。

総評★★★★★
実験的な曲が多く難解な曲はあれど、盛り上がりどころやダークな曲も存在していて、擬似ライブみたいな感覚になれるアルバムです。初めて聴いた時は脳天をぶち割られましたよ。このあとも続くけどLUNA SEAはここまでって感じですね。別に2期以降も嫌いじゃないけど。


https://www.amazon.co.jp/STYLE-LUNA-SEA/dp/B00005GRNJ