V系音源レビュー

V系のアルバムを好き勝手レビューします。たまに辛口なのは許して。気が向いたら書いていくスタイルです

BAROQUE「sug life」2004

1.opening
謎の文字が曲名としてCDジャケに書いてあるインスト

2.Style ★★★★★ 曲晃
いきなり名曲。V系というジャンルのバンドはたいていダークなスローナンバーか、ガンガン攻める系のハードロックから始めがちですが、こんな爽やかな近未来的シューゲイザーやるのかよ…

初期の頃は変な歌謡曲ばっか作ってた晃さんも、一皮むけてクソかっけー曲作ってきてこれはすげえ。ギター隊の掛け合いと、指弾きでギターラインをなぞってるようなベースラインもいい感じに化学反応が起きており、ギターの表現の幅広さを感じる曲。

3.ガリロン ★★★★ 曲圭
ハードミクスチャーポップな曲。なんかDragon AshのFantasistaを鬱っぽくポップにしたような曲。前曲と同様朝が似合う曲で、Dragon Ashの例の曲と曲構成もそっくりなので、かなり影響を受けたのだろうという感じの曲。
そしてサビでまた爽やかになってと、早朝に都会を散歩しながら聴くといい陶酔感に浸れます。

4.歪 ★★★★☆ 曲晃
ガチガチミクスチャーロック。ここまでヒップホップに全振りロック珍しい。今でこそこういうバンドとかいっぱいいるけど、いくらオサレ系でもここまでやるのはすげえ。歌詞は社会人の苦悩みたいな感じでけっこういい事いってますけど、怜さんは自分の声を楽器みたいな感じでひたすらラップしまくってるので、いまいち何言ってるかよくわかりません。

5.rump
インスト

6.ヒトのイロ ★★★ 曲晃
近未来的だけど意外と生音なスローな曲。この曲はやかましいスクラッチとかなく、ただ綺麗な音のギターでひたすら奏でている曲。もうちょいはっきり歌ってほしいところ。

7.exit ★★★★★ 曲圭
誰もいなくなった夕方の海辺でアコギ片手に持ちながら黄昏たくなるシューゲイザーバラード。これは後々のkannivalismとか復活後のBAROQUEでやる曲の第一弾的な曲。パソコンのキーボードの音みたいなリムショットの音が心地よく、ギターもボーカルも気だるげでまったりしていますが、そこに爽やかな感じもありとすごい曲。

8.ila ★★★★☆ 曲圭
夕暮れまったりミクスチャーバラード。かなりDragon Ashに影響されている曲で、これもまたラップ調だったりとまた砕けた歌い方で歌い上げています。学校の帰りとか仕事の帰りに聴いたらうっかり涙出そうな癒やし系曲なのでご注意を。

9.bug
次曲のイントロ的なインスト

10.Nutty a hermit. ★★★★ 曲圭
オサレ系もあんま関係なくなってきた近未来ミクスチャーロック。割とDragon Ashっぽさがちらほらと見えてきますが、かなりオリジナリティのある曲。シングル曲なだけあってかなりポップですが、打ち込みでなってる音除けば、かなりバンドサウンドが目立つとはいえ、あまり激しさがないのが特徴。それにしても、こんなセンスいい曲書けるのに初期の気持ち悪さは一体…?

11.sound of respire ★★☆ 曲圭
アニメのエンディングソングっぽいシューゲイザー要素のヒップホップ。今度はわりとしっかり目に歌ってくれているので歌詞が聴き取れるぞ。
こういう曲はちょっとあどけなさが残る声きれいなJKさんがいらっしゃったらカバーよろしくお願いします。

12.キャラメルドロップス ★★★☆ 曲圭
未練タラタラの失恋バラード。この曲の君とやらはChaplinの収録曲「butterfly」のイントロ部分で怜さんと一緒にギター弾きながら歌ってた女性ですかね?

原曲はかなり初期の曲ですが、あの独特な気持ち悪さもなくなってるので、ぶっちゃけシューゲイザーアレンジしてもしなくてもいい曲です。原曲のほうが切ないかも。

13.グラフィックノイズ ★★★ 曲圭
打ち込み系シューゲイザーハードロック。ボーカル以外Dragon Ashっぽいミクスチャー感なくなってる曲。テルミンらしき音がところどころバックで鳴ってます。

14.ending
謎の文字が曲名としてCDジャケに書いてあるインスト

総評 ★★★★★
もっとちゃんと宣伝していればかなりヒットしたであろうアルバム。

この後、ネタ切れと事件起こしてさっさと解散してしまいました。

sug life https://www.amazon.co.jp/dp/B0002J54XM/ref=cm_sw_r_tw_apa_glt_i_EHJA3SJKPDJVNW40RRA6